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過去の四季菜レポート(1999年7・8月)

8月26日

ああまぎらわしい!食べ物の名前の付け方がまぎらわしいのです。
もう何回も書いていることですが、紀州の梅干しというのは、紀州で作られた梅干しであって紀州でとれた梅ではなく、外国からの輸入品を加工しただけなのです。それと同じことが、いろんな商品の名前にも使われています。有機納豆は、有機栽培された大豆を使っているのではなく、有機資材を使ったことのある輸入大豆を使った納豆であって、もちろん農薬や防かび剤は使っているでしょう。最近では遺伝子組み替えされたものかもしれません。国産マグロとは、遠い遠い外国の海の上で日本国籍の船が獲った、または近くの漁師から買い取って自国の船上で冷凍したマグロのこと。すぐ隣でよその国が獲ったマグロは輸入マグロ。 地鶏とは、日本にいる在来種やそれらと肉用種とを交配させてつくった雑種のこと。地面を走り回っている平飼いの鶏ということではないのです。
北海道でとれた小豆が、本州へいくと安く売られています。十勝小豆が、道内では100%十勝小豆で買えても、本州で袋詰めされたものは、輸入小豆が50%入って、それでも表示は十勝小豆で、価格は北海道より安く売っているのです。(この表示は違法ではないとのこと)十勝小豆も入っているという意味です。
自然食品売場にあった道内産大豆を使った豆腐から、大豆成分に遺伝子組み替えの反応が検出されています。本州の業者ですが、北海道産大豆の表示のものを使って作った豆腐だったため、半分輸入大豆が混ざっていたのを見逃したようです。本州産なのに道内産より安いもの。ちょっと気をつけましょう!

8月19日

ここのところ続いた高温と湿気で、農家はみなさん苦戦されています。
野菜BOXの内容もぎりぎりまで決まりません。出荷の前日にダメになるケースもしばしば。また、店に着いてからでも、蒸れてダメになる場合もあります。道内も、市場に並ぶ野菜が高くなってきました。名寄も新得も、状況はよく似たもので、とうきびは生育不良、じゃがいもやカボチャは9月の雨が心配です。定植時期の天候不良で作物全体の生育が遅れています。このぶんだと、これから先いくら天気がよくても例年並みの収穫は無理だろう…という意見が多いようです。四季菜が分けてもらえる秋の野菜も、例年より少なめになりそうです。価格は、昨年より少し上がるかもしれません。とはいっても、市場のように極端な値上がりはありませんが。
北海道にしては異例の暑さが長々と続き、すっかり夏バテしてしまった人も多いのではないかと思いますが、汗を出すことはいいこともあります。体内にたまった毒素を出してカラダの大掃除をしてくれるから。バテ気味の人は食欲も落ちてくると思いますが、そんなときはしばらく少食で過ごしましょう。今の日本人、食べる量が半分になっても、まず栄養失調にはならないでしょうから。そして、徐々に回復してきたら、雑穀を食べるように努力してみてください。麦・きび・あわ・ひえなどなど。今便利なものがあります。「五穀大黒」という5種類の雑穀が小袋にセットになっているものや、黒ゴマ・黒豆・黒米・はと麦・アマランサス・キビ・小豆・ソバなどがセットになった「しん農大黒飯」など。これらは、なかなかおいしいものです。ぜひ一度お試しください。

8月12日

関西の同業者より、2000年問題の情報がまた一つ。
ご存じコンピュータの、日付の誤認識による誤動作で起こる事故などの、トラブルに対する問題。なんだかむつかしそうですが、要するにちょっと前、コンピュータがまだ高価だった頃、日付の入力で西暦を4ケタではなく2ケタで入力するというごまかしをして、経費と時間の節約をしたために、今になってつじつまの合わない2000年という年号に対処する方法がない!と慌てているのです。
アメリカの軍事衛星を利用して現在位置を計算するGPSというシステム、(カーナビゲーションなど)が最初に誤動作を起こしそうだ!というのです。その日は8月22日。
では、もし誤動作を起こせばどんなことが問題なのか?というと、GPSにたよっている船や飛行機がまともに動けなくなります。そうなれば、世界規模で流通がストップし、しばらく日本にも食料が入ってこない!なんてことになるかもしれません。自分が食べる食品の半分以上を輸入にたよっている国ですから、そんなことになれば食卓から半分以上の食品が消えることになります。我慢できるのかな〜?
私はそんなに輸入品など食べていないというあなた!家畜のエサはほとんど輸入ですから、ほとんどの肉製品・乳製品・卵関連商品はなくなるのですよ!味噌・醤油・塩・大豆・小麦もなくなります。食品にとどまらず紙・石油まで途絶えると、電気やガスも使えなくなります。
どうです?2000年問題。人ごとですか?

8月5日

北海道にもたくさんの雨が降りました。今日、名寄の自然農法試験場より聞いた話では、小麦はまだ収穫していないものはほとんどダメ。穂が開いてしまって売り物にはならない状態です。この大雨が始まる前に収穫できた農家は難を逃れたようですが、それも一部とか。
じゃがいもは、これからが正念場。病原菌が繁殖しやすい高温多湿の土壌で根と微生物がどれだけ耐えていけるか?防除のための農薬を使わないのは、大きなカケです。今年の無農薬ジャガイモは、かなり収量が落ちると思われます。その他、多くの農作物で被害が出ているようです。
被害は、今収穫する作物だけにとどまらず、これから植える作物(秋に収穫する野菜)にも影響します。土壌がぬかるんだままなので、作付けが遅れているからです。
農家が自分の努力ではカバーしきれない天候不順による被害を国が支えるべきなのですが、日本ではまだまだのようです。一次産業が衰退すると、自給率が下がります。自給率の下がった国に輸出する国にとっては、そのほうがコントロールしやすくなるのでしょうが、そういうカタチでの植民地化には賛成しかねます。 今回の大雨と、これからの猛暑。ゆさぶりがキツクなってきました。

7月29日

週間金曜日という雑誌があります。スポンサーを持たないこの雑誌が、このたび「買ってはいけない」というタイトルで、別冊を出版しました。
食品や洗剤など一般に売られている商品の中から特に人間の体にとって危険度が大きいと思われる商品を、メーカー名と商品名を具体的にしめしてレポートしてあります。もちろん、なぜ危ないのかも明記されています。掲載された商品は、テレビでおなじみの商品がほとんどです。
消費者は知る権利があり、選ぶ権利もあります。ところが、食品の原料や製造過程で使われる各種化学薬品などについては、ほとんど知らされていません。それは、製造メーカーの言うところの「企業秘密」という言葉にしっかりガードされていて知る権利などとは別の世界になっています。原材料や食品添加物についても法的に表示義務があるのは、最終加工段階での原材料名とその時点で使われる添加物のみというザルのような法律です。
だからといって絶対に買うな!ということではなく、中身のことを何も知らないままでは買うな!ということです。疲れやすい、内蔵の調子がよくない、目がかすむ、かゆみがとれない、などの原因がひょっとしたらこの本の中に書かれているかもしれません。

7月22日

お店に来られた方から、「子供が食物アレルギーで、海苔を巻いたおにぎりを食べるとひどい発疹が出た」というお話をお聞きしました。どうも、海苔に原因があるのではないか?ということで、四季菜に海苔をさがしに来られたわけです。板海苔は、現在ほとんどが養殖された海苔を使っています。最近問題になっているのは、その養殖場である海に直接薬剤を散布しているということです。農場でいえば除草剤にあたるその薬品の被害で漁場も深刻なダメージを受けているという記事もでていました。大量生産式に変わってきているようです。価格を下げるため?いや、価格を下げても利益を確保するためと言うべきでしょう。しかし、そんな育て方で質のいい海苔はできるのでしょうか?
質や味は、加工時にごまかしがききます。独特の照りは卵白や合成の添加物によって、調節できますし、色や味付けなどは合成食品添加物の得意分野です。天日で干さなくても電熱器で加工できます。これは、現在出回っている干し魚がほとんど電熱器で乾燥させてあることからも技術的には簡単なことのようです。(四季菜で扱っている干し魚は氷温で熟成乾燥したものです)
健康食品と言われている海苔や胡麻、かんぴょう、凍り豆腐、かつおぶし、昆布、干しシイタケ、切り干し大根なども、市場に出回っているものは、ほとんどが薬品処理されています。怖いのは、その薬品の害と、販売している人がそれらの事実に無関心ということ!だと思うのですが・・・・・。

7月15日

長い間続いてきました、創建社の無添加冷凍食品シリーズが、今回の旬鮮情報をもって終了となります。季節ごとの企画商品は、人気も高く、さすが無添加食品だけあって味も大好評でしたが、四季菜では今月末(7月28日)が、最後の受付となります。
季節ごとの企画を立てて、サンプルを作り、写真撮影をして、カラーのカタログを作り、日本各地の営業所から取引先の小売店へと案内し、小売店では予約をまとめたり店頭で販売するだけの数量を注文して、その1週間後に商品を発送してもらうのですが、メーカーの方では注文を受けてから製造していたのでは間に合わないので、ある程度は売れるであろう数を予測して作っておきます。この時点で、予測を読み違えると、大量に売れ残ったり、欠品したりします。
冷凍食品といえども、賞味期限があります。たとえ、1年持つものでも、だいたい3ケ月〜6ケ月ぐらいで表示するそうです。万が一の食中毒事故を防ぐため?でしょうか。たとえ、それで大量の廃棄処分ができてもです。まだまだ食べられる食品も、規則が大事なためにどんどん捨てられています。本来保存食品であるはずの納豆でも同じ理屈で賞味期限が印刷されます。卵も夏場は本州の暑い場所を基準に全国どこでも17日を限度に賞味期限がつきます。沖縄でも、北海道でも同じ賞味期限です。1日でも過ぎると捨てられていきます。・・・・・・・・おかしいと思いませんか?

7月8日

四季菜では、ハチミツをお渡しするときに、「熱して食べないでください。」とお願いすることがあります。お砂糖のかわりに煮物に使うとか、その他の料理でも長時間熱を加えて調理する場合などでのことです。甘みは変わらないかもしれませんが、せっかくの香りと色はなくなってしまいます。また、ある本に「ハチミツを加熱してはいけない。」と書かれてあったことが、ずーと頭に残っているからです。たしかその本には、カラダにとってよくないように書かれてあったように思います。ただ、化学的にどうなのかは分かりません。
あるお客様から、もう少し詳しく調べてほしいとの依頼を受けて、プロポリスでお世話になっている養蜂家の中村さん(和歌山)に伺ったところ、確かに香り色は変わってしまうし、酵母も死んでしまうので、熱したハチミツは売り物にならない!とのお返事をいただきました。中国産などのハチミツは、糖度が低いので熱を加えて水分を減らして輸入されるとのこと、だから味・香り・色ともに国産のハチミツにはかなわないそうです。化学的に人体にとって有害であるかどうか?については、はっきりわからないとのこと。カステラやウナギの蒲焼きには使っているし、どうなんでしょう?と。しかし冬場、エサの少ない時期にミツバチにかたまったハチミツを少しあたためて返してあげるそうですが、熱しすぎたハチミツでは、中毒をおこしてみんな死んでしまうそうです。

7月1日

食欲のないときでも、簡単においしく食べられるもの!
梅干しの果肉をきざんで、白胡麻と刻んだシソとちりめんじゃこを混ぜて作るおにぎり。
だから、あんまり柔らかくなく刻みやすい梅干しがほしい。と、ご注文を受けました。もちろん、合成食品添加物は使っていないほんものの梅干しで、という当店にとっては当たり前の条件が、いちいち言わなくてもつきます。
今回は、海の精から出ている紅玉梅干しの200gパックをおすすめしました。刻んで混ぜご飯にするのにはピッタリの梅干しだと思います。この、梅干しの梅は紀州産の梅です。紀州の梅干しという商品とは違っています。どこが違うのかというと、紀州の梅干しと書かれた梅干しは、紀州で漬けた梅干しであって、紀州でとれた梅ではなく輸入された梅を使っています。それに対して、紀州産梅の梅干しと書かれてあるのは、紀州でとれた梅を使って紀州で漬けた梅干しになります。チョット、ややこしい。
海の精の梅干しは、無農薬栽培された紀州産の梅を使った合成食品添加物を使わない、塩は自然海塩だけを使い、赤シソも無農薬のものを使って作られた梅干しです。
しかし、こんなに長い説明をしなければならないほど昔あたりまえだった、ふつうの食べ物が少なくなっているのですね。


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