=自然食品とからだに優しい生活雑貨の店=カントリーキッチン - しきさい -

過去の四季菜レポート(1999年1・2月)

2月25日

近頃、自家製のパンが人気のようです。そう、作るのも、食べるのも。せっかくの自家製だから、小麦粉は輸入小麦ではなく国産のものを、またできれば農薬の使用量の少ない北海道産のものを!ということで問い合わせも増えています。
四季菜では、北海道産のハルユタカ・ブレンド5kg入りが人気です。小麦は安いと思います。国産小麦は輸入の小麦より高いのですが、それでも店頭で5kg¥1022です。この何割かが生産者にいくのですが、価格は農家が自分では決められないので、米などと比べると非常に少ない利益です。しかも、収穫の時期に雨が続くと、ほとんど売り物になりません。収穫時期、できるだけ長くお日様にあてて大きく育ててやるわけですが、雨が続きそうな予報が出ると家族総出で深夜から明け方まで必死の収穫作業に入ります。そこには労働基準法や児童福祉法、最低賃金制度、残業手当などはありません。まったく別の世界です。日本で、大事な一次産業にたずさわる人々の仕事を保護する制度は、いったいどれほどあるのでしょうか?不完全な工業化による環境破壊や公害が一次産業に与えた打撃は、計り知れないものがあるのです。その工業化を推進してきた政府がいま、早急に一次産業の保護策をたてないと、自分たちの食べるものがなくなります。現在、備蓄が急激に減少しているアメリカや中国は、今までのように食料を輸出することはできなくなりますから。

2月18日

先日、ハワイの農業試験所からお帰りになった自然農法センターの所長さんからお聞きした話ですが、「いやー、ひどいね〜」から始まった話は、現地の食生活についてです。今や、すっかりアメリカナイズされたハワイの食事は、砂糖・油・添加物のオンパレード、案の定たくさんの島民が成人病やガンで入院しています。そして、最近の病院での治療には日本食が重要視されているそうです。その日本食を食べているはずの多くの日本人が、ハワイでオイシイオイシイとほおばっているのは日本食ではなく、添加物だらけのハワイのおみやげをたくさん買い込んでいるのも、日本人なのです。
バナナやオレンジ、パイナップルなどの南国のフルーツは、ハワイに限らず現在ほとんど大手の商社(先進国のごく一部の財閥)の経営で管理(あるいは制御?)されています。無農薬栽培でおいしいフルーツというのは、かなり気をつけて探さないと、現地でも入手できないくらいに。当然、かなりの除草剤や、殺虫剤、化学肥料などを使っての栽培になるわけですから、土壌は荒れています。地下水の汚染もひどく、ちょとした天候不順で収穫量が大幅に減少してきます。ちなみにハワイの飲料水は窒素成分が異常に多いとのこと。化学肥料の使いすぎですね。水だけで、じゅうぶん病気になりそうです。
自然農法センターの職員さんは、交代でハワイまで化学肥料や農薬を使わない栽培方法の指導にでかけておられますが、みなさんすごく疲れて帰ってこられるようです。
嗚呼、あこがれのハワイ旅行!

2月11日

わたしの愛読書である藤井宗哲和尚のエッセイより、引用させていただきます。
『この何年来、食べ物はフードと呼ばれるようになって、ファッショナブルに、カラフルに、トレンディになってきた。近くのファーストフード店へ行くと、一見工夫を凝らしたように見えるおむすびを初め、サンドイッチ、弁当が並べられている。百貨店の食品売場へ行けば、和洋中のお総菜がわんさと並んでいる。正月近くになると、何十万円もするというおせち料理の売れ行きも、これまた結構なもんだと聞いたことがある。こういったフードを見つめて、何度も自問したことがある。”これらは、本当に本物の食なのか?”と。もし、”これも本物である”というのなら、しかし、これは美容整形をしたヒトとまったく同じではないか。美容整形したヒトのその部分をよくみていると、喜怒哀楽の表情がない。それは生きた血が通っていないからだ。ということは、やっぱりこれらの食物も機能的なものにすぎないのではないか。
〜中略〜ぼくはこう思うのだが、”ヒト”とはわたし一個。ところが”人間”と言えば、あなたと私の間柄である。それと人間の”間”は、”ころあい””ま”でもある。よく”人間関係がうまくいかない”などとぼやいて、ノイローゼになる輩もいるが、それは本人の間の取りようが悪いからである。そして、間とは”潤い”でなかろうか。潤いはまた”思いやり”で、”思いやり”は”和”に通じると理解して、そう一人合点している。』
さて、あなたは、どう思われますか?

2月4日

デパートやスーパーマーケットなどでも、無農薬や有機栽培の野菜が並ぶようになってきました。おいしそうに見えるので買って食べてみるとどうもおいしくないのです・・という話を時々聞きます。ほんとうに農薬は使っていないと思うのですが、化学肥料はどうなっているのか?また収穫後の鮮度保持用の薬品処理はしていないのか?どこの機関が無農薬のチェックをしているのか?ということは表示されていない場合が多いようです。ベビーフードなどに見られる「無添加」と同じからくりが見えてきます。
無添加表示は、その商品が完成する一つ前の段階で添加物を使っていなければ、「無添加」の表示ができます。先ほどのベビーフードの場合、例えば、かぼちゃのスープを作るのに原材料が、「無農薬かぼちゃ」と「乳製品」の2種類しか表示されていない場合は、「無添加」となりますが、その乳製品を作るときに乳化剤や保存料・香料・着色料などが使われていても消費者にはわかりません。
缶コーヒーにコーヒー豆はほとんど使われず、大豆かすと着色料・人工甘味料・コーヒー香料などで作られたものが多いことはあまり知られていません。消費者の思いこみを利用した商品アピールが多いということです。どのメーカーもウソは書いていませんから。

1月28日

今年もインフルエンザが流行っています。テレビであるお医者さんの話が流されていました。「風邪にかかっても風邪を治す薬はありません。咳を抑えたり、熱を下げたりする薬はありますが、風邪を早く治す薬はありません。」ときっぱり答えていました。そうです、風邪そのものをごく短期間で治す薬ができたらノーベル賞間違いなし!と言われるほどです。なのに巷では「風邪薬」などという言葉がまかり通っています。
先ほどのお医者さんの話の続きですが、「咳は、のどの奥の方にある風邪のウイルスを体外へ吐き出そうとする行為で、熱は体内に残るウイルスを死滅させるための手段であり、やたらに咳をとめたりすると肺炎を起こします。」とのこと。最近、肺炎を起こす子供が多くなったような気がするのは、薬の使いすぎによるものではないか?と素人の私は考えたりします。
抵抗力は、薬では増強できません。それは、正しい食生活によってのみ鍛えられるそうです。野菜でも冷え性ぎみの方は、陽性の野菜(土の中にできるもの)を多くとると良いと言われています。キャベツやレタスなども火を通して暖かくして食べると陽性になります。食べる時も暗い部屋で一人で食べるよりは、明るい部屋で大勢で食べるほうが、心も陽性になるようです。

1月21日

昨年、大きな津波におそわれたパプアニューギニアですが、少しずつ復興しているようです。以前にもお知らせしたことがありましたが、いっさい薬品処理されていない天然のエビをもう一度ご案内します。
現在、日本で消費されているエビのほとんどは養殖されたもの、すなわち防腐剤やホルモン剤の入った生け簀のなかで育てられたエビです。しかも、出荷時には"黒色防止剤"という強力な酸化防止剤で処理されたものが冷凍になって日本に届きます。天然のエビを急速冷凍!というだけでは、無添加ということにはならなくて、やはり黒色防止剤で処理されたものを冷凍することになるそうです。
四季菜が分けていただいているエビは、天然のエビを船上で急速冷凍したものだけです。鮮度を保つためと、味を損なわず、いっさいの薬品処理を避けるために、この方法をとります。
黒色防止剤を使っているかどうかは、解凍してしばらく空気に触れさせるとわかるようです。殻の内側が黒っぽく変色してきますが、これは本来エビの中にあるものが酸化して起こるもので害はないのですが、「黒=傷み=不潔」というイメージが消費者の中にあり、説明する販売員が立たないスーパーなどの売場では、薬剤で漂白処理してきれいに見えるエビを販売していますから、いつの間にかこのきれいに見えるエビが普通になりつつあります。お刺身で食べられる今回の天然無添加エビは、200gパック×2個入りです。詳しくはTEL、FAX、メールでおたずねください。

1月14日

’98年度の豆類が入荷しました。大豆・小豆・黒大豆・金時豆・青えんどうがあります。これらは、すべて名寄産で無農薬・無化学肥料の農産物です。地元でとれたものなので、運送経費がかからず安く提供できます。 豆類は保存性が高く米より簡単に保管できます。食品としてもすぐれた要素を持ち、生命力にあふれ、良質のタンパク源として色々なかたちに加工できます。しかし、食材としての人気はありません。加工に手間がかかりそうだ、煮豆しか料理の仕方を知らない、保管するのがめんどくさい、などなどいろんな理由がありそうです。 世界レベルの目でみれば、素材をそのまま料理する人の人口は、少なくなったほうが大手の資本家にとっては好都合です。売れなくなった農家は離農し、その分を人件費の安い国で生産して加工し、高く流通させる。いったん農家の数が減ると簡単には戻りませんから、初めのうちは安く買える加工品でもだんだん値上がりしてきます。それが常套手段だからです。 お手軽、簡単、安くて早く食べられる!これらの甘い罠にひっかかる人が増えるほどに食のレベルも安全性も低下していきます。豆を使った料理、最低でも10種類はできないと不安です。そう、男女を問わず。

1月7日

前回まで扱ってきた道内産の野菜がうんと減りました。これから雪がとけるまでの数ヶ月は、遠方から取り寄せる野菜で供給させていただきます。単価が上がり、送料が上がり、痛みなどの事故も増えるのですが、違う土地での野菜の味が楽しめます。例えば同じほうれん草でも、気候の違う土地によって、大きさも色も形も味も少しずつ違ってきます。九州でとれるものと、関西でとれるものと、北海道でとれるものとでは違うのです。同じエリアで生産されたものであっても、土質が違うと、とれる野菜は同じものになりません。
昨年の大雨と台風の影響は今もひびいています。現在の日本のシステムでは、天候不順などの不慮の事態による作物の減収・病気・傷みなどに対するリスクは、ほとんど生産者が背負っています。リスクが公平に分担されていないのです。
消費者という立場からはなかなか見えてこないのですが、そのときそのときに安いものを探せばすぐに見つかるという一見何のリスクも持たない、意図的につくられた現状のなかで暮らしていると、他のことに対しても警戒心を持たなくなります。バブルの時期にあったはずの多額の資金は現在ほとんど日本に残っていません。あなたの預金も1秒以内に¥0になる可能性が0%ではない時代なのです。


目次

▲ HOMEへ

このサイトに掲載されている画像・内容等の転載・転用は、固くお断りします。
Copyright © Sikisai 1999 All Rights Reserved.


=カントリーキッチン四季菜(しきさい)=

北海道名寄市西2条南5丁目・・・TEL&FAX:01654-3-0707
毎日曜・第2土曜・定休/営業時間:11時〜18時